社会福祉協議会による「緊急小口資金」は、コロナの影響によって貸付条件が緩くなっています。
無利子で貸し付けが行われること、償還時に住民税非課税世帯であれば返済免除となることから、借りておいても損はナシ。
ぼくの地域では、申し込みをはじめてから約2週間くらいで振り込みまで完了しました。
今回は、緊急小口資金(コロナ特例)の申込み〜振り込みまでの流れについて、時系列で紹介してみます。
緊急小口資金の申し込みから振り込まれるまで
緊急小口資金では「主に休業者向け」という文言が記載されていますが、退職したり無職だったりしていても、問題なく借りれます。
ぼくが退職したのは3月末であり、4月から無職。
傷病手当金が出ているので最低限の生活はできているものの、今後のことを考えるとキャッシュは持っておいたほうがいい……
そこで、思い切って借りてみることにしたんです。
労働金庫協会(ろうきん)から資料を請求
5月7日。
緊急小口資金の申込方法を調べていたところ、社会福祉協議会だけでなく労働金庫(ろうきん)でも資料請求ができることを発見。
とりあえずWebサイトから書類を送ってもらうことにしました。
5月下旬からは郵便局でも取り寄せることができるようになったけど、自分で様式(書類)を印刷し、封筒を用意して送らないといけません。
ろうきんだと書類一式がそろっている上、返信用封筒もついているので、お金をかけずに申し込むなら資料請求することをオススメです(※追記:2020年9月をもって受付終了)。
書類が届く
翌々日(5月9日)には、書類一式が入っているA4封筒が自宅ポストに投函。
入っている書類は、ろうきんのホームページに公開されているものと全く一緒です。
返信用封筒には切手が不要だったことが、地味に嬉しい。
書類の記入&コピーして保存
それぞれの申込書類には、個別に記入例が書かれている資料もあったので、別紙を見ながら記入。
死ぬほど分かりやすく、記入で困ったところは1つもありません。
今回の特例では「コロナによって減収しているなら、10万円→20万円まで貸付額を上げる」という文言があるけど、とりあえず20万円で申し込んでおけば、ほぼ通ると思います。
(貸し付けの審査にかける時間より、スピードを重視しているため)
ひととおり書いたら、すべての書類をコピーして、自宅に保存。なにか不備などあったら困りますからね。
また、いくつかの資料は自分で用意しておかないといけません。
緊急小口資金はネットバンク口座でもOKなので、キャッシュカードのコピーで申し込み。
運転免許証のコピーとともに、住民票以外の書類を返信用封筒に入れ、バッグに詰めます。
住民票を取るために、市役所へ
5月11日。
住民票は近くのコンビニでも発行できるけど、ちょうど役所に行く用事があったので、ついでに取得することに。
チェックリストだと「世帯全員分の原本」と書かれていますが、具体的には
- 戸籍謄本を取得する(戸籍抄本では×)
- 住民票には、本籍地・マイナンバーの表示は不要
- 自分が世帯分離しているなら、家族と同居していても自分の情報だけでOK
といった部分を注意しておけば大丈夫だと思います。
また地域によっては、住民票の発行理由を「コロナによる緊急小口資金の申込みのため」とすると、発行手数料が無料になるらしい。
(ぼくのところでは無かった)
できたてホヤホヤの住民票をろうきんの返信用封筒に入れ、もう一度中身をチェック。
役所でピッチリ封筒をのり付けして、そのままポストに投函して帰宅します。
貸付決定通知書が届く
5月22日。
社会福祉協議会から、緊急小口資金の「貸付決定通知書」が届きました。振り込みは5月25日。資料を郵送してから、ギリ2週間いかないくらいです。
償還の計画書なども同封されていたので、無利子であることを確認。
返済は貸し付けが決定した翌月からスタートし、月末に振り込んでもらった口座から引き落とされます。
ぼくの場合、令和3年6月から償還期間がはじまることとなりますね。
ちなみに、住民税非課税世帯となって返済免除したいときの手続きについては、とくに書かれてません。
具体的な免除の方法については、2021年の2月に決定したものがあるので、下記を参照してください。
一括で振り込み
貸付決定通知書に記載のとおり、25日の朝イチには、社会福祉協議会の名義で20万円が一括振り込まれました。
ひととおり作業が終わって、ひと安心。。。
おわりに
ぼくの住んでいる地域では、資料請求から振り込みまで、およそ2週間かかる結果となりました。
従来の緊急小口資金であれば、申請を受け付けてから融資が完了するまで、約2〜5日で完了するらしい。
ただ、今回の特例によって条件が緩くなり、申し込み件数が殺到。自分が想像している以上に、振り込みまで時間がかかっています。
「あと数日でお金がなくなる」レベルで生活している人は、どうしているんだろう……
有事でお金を借りるときは、できるだけ自分に余裕があるときにやっておこうと感じました。
ちなみに、この次に受けられる「総合支援資金」については、面談したにもかかわらず不承認となってしまいました。
そのときの体験談はこちら↓