Amazonでやたら評価の高い、GTRACINGのゲーミングチェアを買ってみました。
型番はGT901。オットマン(足を乗せる台みたいなやつ)付きのモデルです。
とりあえず安いからいいかな……と思って購入→1ヶ月ほど使ってみましたが、組み立て時〜使用に至るまで、いろいろストレスを感じる部分が出てきました。
今回は、GTRACINGのゲーミングチェアにまつわる不満点をまとめておきます。
組み立て編
説明書の「誤植」に騙される
タイミングが悪かったのか、メーカーの問題なのか、説明書の誤植に惑わされました。あまりAmazonでもツッコまれてないのが不思議なくらい。
説明書を見ると、
③:上の背もたれにネジを締める
④:カバーを付けて、キャップする
といった絵が記載されているのが確認できます。

ここ、③でネジを付けるのは”背もたれ側”じゃなくて”座面側”なんですよね。絵が誤植されているんです。
しかも厄介なことに、④でつけるキャップは、いちど付けると取り外しができない。

つまり、③の時点で背もたれにネジを締め、④でカバーを付けてキャップしちゃうと、⑤の段階で背もたれにネジを付けることができなくなっちゃうんです。
これには参りました……
結局、マイナスドライバーで無理やりキャップを引っ剥がして分解し、座面ネジ→カバー→背もたれネジの順番で組み立て直しました。
もし購入する予定なら、説明書だと「ネジを締めた直後にキャップを締める」ように促されていますが、キャップはすべての作業(椅子やクッションなど)が終わってから付けるようにしたほうがいいです。
いちど付けてしまうと、取り外せないので。
ネジ穴がうまく組合わない
こちらは事前にレビュー等でも見かけたので覚悟していたんですが、ネジ穴まわりが雑な作りです。うまく組合わない場面、わりとありました。
それこそ、上の「座面と背もたれを接続する」ときなんか、めっちゃ時間がかかりましたね。一人で組立作業していたのも悪いんですが(´・ω・`)
すべて仮止めレベルの締め方をしても、なぜか座面の幅が合わず……
何とか付けることはできましたが、ピタッとハマらないのは心地いいものではありません。
使用編
座り心地は、AKRacingなどの”本家”には敵わない
数週間後、秋葉原の電気街に行く用事がありました。そのとき寄ったツクモパソコン本店で、たまたま「AKRacing」のゲーミングチェアを見かけたんですよ。
そういえばホンモノ(といったらGTRACINGに失礼だけど)の椅子って、どんな座り心地なんだろうな……
と思って座ってみたんですけど、ぜんぜん快適さが違うじゃん!と驚愕したんです(座ったのはNitro V2とWOLF)。
腰と首のクッションは、AKRacingのほうが若干広め。奥行きも平たいので、腰と首のカーブにピタッとフィットします。ひじ掛けもパカパカしないし……
そして座面。ぱっと見た感じでわかるくらい、AKRacingのほうが縫い目がキレイなんです。同じPUレザーでも、こっちのほうが長持ちしそうだな〜と思いました。
やっぱ椅子は、実際に試座してみてから買うべきですね(´・ω・`)
オットマンの強度が心もとない
これはGT901に限った話ですが、オットマンの強度がちょっと不安です。
使われている材質が細いためか、ふくらはぎを載せると収納パイプがちょっと歪みます。折れるほどじゃないけど、どうしても容易に重さをかけられないな……と感じてしまうんです。
そもそも、椅子の上で寝ない。背もたれを170度に倒すことなんて滅多にないので、オットマンを出し入れすることもほぼありません。
机の下に数千円のフットレストを置いておけば十分でした。
最初から
ここまでネガキャンが続いたのでぶっちゃけますが、GTRACINGのゲーミングチェア、買って後悔しています。
最初から座り心地と品質の高さで、eスポーツでも使われている「AKRacing」のゲーミングチェアを購入すべきでした。
数万円ねぎっても良いことないです。『安物買いの銭失い』を、久しぶりに痛感。
ただ、もう買って組み立ててしまったので、処分するにも時間と手間がかかります。重さも30kg近くあるし……
とりあえず壊れるまで使いつつ、次のゲーミングチェアはちゃんと実績のあるものにしようと思います。
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