Amazonで評価の高い、GTRACINGのゲーミングチェアを買ってみました。
型番はGT901。オットマン(足を乗せる台みたいなやつ)付きのモデルです。
とりあえず安いからいいかな……と思って購入→3ヶ月ほど使ってみましたが、組み立て時〜使用に至るまで、いろいろストレスを感じる部分が出ています。
今回は、GTRACINGのゲーミングチェアについて、正直に思ったことをまとめてみます。
組み立て編
説明書の「誤植」に惑わされる
タイミングが悪かったのか、メーカーの問題なのか、説明書の誤植と思われる箇所があったんですよね(2020年11月時点)。あまりAmazonでもツッコまれてないのが不思議なくらい。
説明書を見ると、
③:上の背もたれにネジを締める
④:カバーを付けて、キャップする
といった絵が記載されているのが確認できます。
ここ、③でネジを付けるのは”背もたれ側”じゃなくて”座面側”なんですよね。絵が誤植されているんです。
しかも厄介なことに、④でつけるキャップは、いちど付けると取り外しができない。
つまり、③の時点で背もたれにネジを締め、④でカバーを付けてキャップしちゃうと、⑤の段階で背もたれにネジを付けることができなくなっちゃうんです。
これには参りました……あまり組み立て慣れしてない自分も悪かったんですが。
結局、マイナスドライバーで無理やりキャップを引っ剥がして分解し、座面ネジ→カバー→背もたれネジの順番で組み立て直しました。
もしこれから組み立てるなら、説明書だとキャップはすべての作業(椅子やクッションなどにネジをつけるなど)が終わってからはめ込むようにしたほうがいいです。
いちど付けてしまうと、取り外せないので。
ネジ穴がうまく組合わない
こちらは事前にレビュー等でも見かけていたのですが、ネジ穴まわりが雑な作りです。組み立てのとき、うまく噛み合わないことが結構ありました。
それこそ、上で書いた「座面と背もたれを接続する」ときなんか、めっちゃ時間がかかりましたね。一人で組立作業していたのも悪いんですが(´・ω・`)
すべて仮止めレベルの締め方をしても、なぜか座面の幅とネジ穴が合わず……
何とか付けることはできましたが、ピタッとハマらないのは心地いいものではありません。
使用編
座り心地は、AKRacingなどの”本家”には敵わない
数週間後、秋葉原の電気街に行く用事がありました。そのとき寄ったツクモパソコン本店で、たまたま「AKRacing」のゲーミングチェアを見かけたんですよ。
そういえばホンモノ(といったらGTRACINGに失礼だけど)の椅子って、どんな座り心地なんだろうな……
と思って座ってみたんですけど、ぜんぜん快適さが違うじゃん!と驚愕したんです(座ったのはNitro V2とWOLF)。
腰と首のクッションは、AKRacingのほうが若干広め。奥行きも平たいので、腰と首のカーブにピタッとフィットします。ひじ掛けもパカパカしないし……
そして座面。ぱっと見た感じでわかるくらい、AKRacingのほうが縫い目がキレイなんです。同じPUレザーでも、こっちのほうが長持ちしそうだな〜と思いました。
やっぱ椅子は、実際に試座してみてから買うべきですね(´・ω・`)
オットマンの強度が心もとない
これはGT901に限った話ですが、オットマンの強度がちょっと不安です。
使われている材質が細いためか、ふくらはぎを乗せると収納パイプがちょっと歪みます。折れるほどじゃないけど、容易に負荷はかけられないな……という感じでしょうか。
あと、数ヶ月使ってて思ったんですが、そもそも椅子の上で寝ないんですよね。背もたれを170度に倒すことなんて滅多にないし、オットマンを出し入れすることもほぼありません。
(机の下に数千円のフットレストを置いておけば十分)
今後に向けて
ここまでネガキャンが続きましたが、椅子はちゃんと店頭などで試座してから購入すべきです。
数万円ねぎっても良いことないです。『安物買いの銭失い』を、久しぶりに痛感。
ただ、もう買って組み立ててしまったので、処分するにも時間と手間がかかります。重さも30kg近くあるし……
とりあえず壊れるまで使いつつ、次のゲーミングチェア(もしくは別の椅子?)は、ちゃんと体験してから選ぼうと思います。