5月下旬、緊急小口資金を郵送のみで借りることができました。
→ コロナ特例の緊急小口資金を借りてみた話【郵送だけで完結】
ぼくは年度末(3月)で退職しているので、失業者向けに用意されている「総合支援資金」の融資条件も満たしています。
そこで、6月に入ってから借りてみることにしたんですが……傷病手当金をもらっているから不必要と判断され、不承認となってしまいました。
今回は、総合支援資金に申し込み〜不承認通知がくるまでの流れを、時系列でまとめました。
総合支援資金の申し込み〜審査通知がくるまで
緊急小口資金を申請するとき、「社協経由」で申し込めば、総合支援資金もスムーズに申請できるそうです。
もともと面談を通して、これまでの資金繰りや貯金の状況を社協と共有するらしい。ただ、コロナの影響で殺到していることから、「ろうきん経由で申し込んだ人」に関しては省略しているとのことでした。
ぼくは労働金庫協会(ろうきん)から資料を請求して申し込んだため、社協側には自分の状況を一切知らせていない状況だったんです。
そのため、社協の職員さんからは「もし総合支援資金を借りるのであれば、一度相談に来てほしい」ことを告げられました。
後に書くけど、コロナ特例とはいえ、総合支援資金は緊急小口ほど書類の書き方・添付資料は簡単ではありません。
ひととおり体験してみて、どのみち社協に行かないと申し込めないな、と思ったほどです。
社協に電話
6月1日。
月をまたいだので申請できると思い、自治体の社協に電話してみました。
「3月末で退職し、現在は失業状態。傷病手当金を受けながら生活している」と話すと、以下のものを持ってきてほしいと言われました。
意外だったのは、傷病手当金や失業保険をもらっていても、生活費として足りないと判断&受理されれば、総合支援資金を借りることができるということ。
(実際に職員から聞いた話なので、ほぼ確実)
通常だと、貸し渋りまではいかないけど、「他のお金で切り詰めて生活できますね」とアドバイスされて終わるらしいんです。だから併給は、おそらく今回のコロナ特例だけに適用されるものなんだと思います。
繰り返しになりますが、緊急小口資金を郵送のみでやり取りした場合、自治体の社協には情報が一切入ってません。そのため、個別に面談をして状況を把握してもらう必要があります。
(必要な添付書類も、その人の就労状況や家族構成などによって、変わってくるため)
ただ、これはわたしの住んでいる自治体でのスタンス。人の多い都会だったら、総合も郵送だけで済ませることができるところもあるかもしれません。
なので、
- いま自分がどのような状況で、お金に困っているのか?
- 申請するためには出向く必要があるのか?
- こちらで用意する書類は、何を持っていったらいいのか?
など、事前に自己調査→社協へ電話という手順を踏んだほうが、手間をかけずに済むと思います。
一式持って、社協へ
6月2日。
言われたとおりの持ち物をカバンに入れて、社協へ。
応対してくれた職員さんは優しい人で、自分の失業までの経緯やこれからのアドバイスなど、非常に親身になって話してくれました。
(どうやら職員さんも、自分と似たような境遇で前職を辞めたことがあったらしい)
用意する書類は、緊急小口資金とほぼ同じ。加えて、
- これからの生活では、どのように金銭を管理するか?
- 総合支援資金を借りる理由は?
などを具体的に記入する書類もありましたが、職員さんの話す言葉どおりに書いていったので、こちらではほとんど考えてません。
肝心の振り込みについては、市町村から県の福祉協議会へ送って審査してもらい、入金するとのことだったので、約1ヶ月は待ってもらう可能性が高いと言われました。
それほど急いではないからいいけど、切羽詰まっている人にとっては気が気じゃないかもなぁ……とか思いつつ。
ひととおり書いたらコピーを取ってもらい、一式をファイルに入れて持ち帰りました。
不承認通知で終了……
6月20日。
社協から封書が届いたので開けてみると、「不承認決定通知」が入っていた。。。
どうやら傷病手当金だけで生活できるとみなされ、貸し付けの条件から漏れたっぽい。
たしかに生活はできているから、申し込みの時点で期待はしてなかったんだけどね。
面談して前職の給与明細やら通帳、住民票(200円)まで出させといて、不承認は応えるなぁ……
ちなみに、決定していた場合、下旬ごろに振り込まれる予定とのことでした。
終わりに
ぼくの住んでいる自治体は、それほど人口が多くありません(約6万人)。
それでも振り込みまでは1ヶ月ほどかかってしまうので、政令指定都市レベルの首都圏だと、もっと時間がかかるのかも?
自治体によっては、緊急小口資金と総合支援資金を同時に申し込むこともできるとのこと。
今回ぼくは対象外となってしまったが、これも経験です。これから申し込むなら、時間に余裕を持って行動することを強くオススメします。