7つの習慣、読むならどの本にすべき?出版社ごとの違いをチェックしてみた

スティーブン・R.コヴィー氏の著書である「7つの習慣」には、同じ内容でも

  • 翻訳の新旧
  • 特装版・完訳版・普及版

など、いくつか種類がある。

より原作に近いものを読みたいなら、完訳版がオススメだろう。

今回は、各出版社や本ごとの違いについてまとめてみた。

活字本の比較

まずは普通の活字本。絶版になっているものを含めると3種類ある。

人生を成功させる7つの秘訣(1990年)

講談社から1990年9月に出版された、日本で最初の翻訳本。現在は絶版。

文章の表現は硬く、目次を見ただけで本嫌いな人は受け付けなさそうなイメージがある。

7つの秘訣の表現(目次)
  1. 前向きな姿勢 〜できるところから変えていく〜
  2. 自己変革への設計 〜最終目標を念頭においていきる〜
  3. 確実な自己管理 〜スケジュール管理は自己管理〜
  4. 相互依存のために 〜自分も勝つ、相手も勝つ〜
  5. 相互理解の地平線 〜まず、わかろうとする〜
  6. シナジーを発揮する 〜違いをバネに飛躍する〜
  7. 毎日刃を研ぐ 〜バランスのとれた自己再生のために〜

Wikipediaでは「中古取引されていることも多い」と書かれていたが、大きな古本屋では見つけることができなかった。

どうしても読みたいなら、東京にある国立図書館で閲覧するのがいいかもしれない。国内で発刊された本なら全てそろっているし。

7つの習慣(1996年)

正式名称は「7つの習慣 成功には原則があった!個人、家庭、会社、人生のすべて」。キングベアー社から1996年12月に出版された。

文章そのものは、難しくない。高校の国語の教科書レベルである。

発売された当時は「現代の自己啓発の原点」と称され、バブル崩壊後の情勢もあったことから、自分と社会を見つめ直すきっかけになった!と言われていたらしい。

そのため、大きな違いとすれば成功へ導くための原則にちなんだ内容となっている点だろうか。

後に紹介する「完訳版」と比較すると、出版社が『成功には原則があった!』と副タイトルをつけたくなるのも分かる気がする。

7つの習慣の表現(旧)
  1. 主体性を発揮する
  2. 目的を持って始める
  3. 重要事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. 理解してから理解される
  6. 相乗効果を発揮する
  7. 刃を研ぐ

当時は、ビジネス書はビジネスマンが読むべき、という考え方が強かったのかもしれない。

ちなみに、2005年〜2011年にかけて、同出版社から講演などを収録したCD・DVD付きの限定版が発売された。いまはYouTubeで解説している人も多いし、だいたいプレミア価格がついているから、あえて買う必要はないと思う。

完訳 7つの習慣(2013年)

コヴィー氏の没後1年をきっかけに、キングベアー社から2013年8月に出版されたハードカバー本。

より原著にそった内容となっており、日本語も分かりやすくなっているため、今から読むなら完訳版がいいだろう。

個人的には、ビジネスマンなどの具体的な人ではなく、誰にでも受け入れられそうな抽象的な表現となっているように感じた。

7つの習慣の表現(新・目次)
  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める
  3. 最優先事項を優先する
  4. Win-Winを考える(変更なし)
  5. まず理解に徹し、そして理解される
  6. シナジーを創り出す
  7. 刃を研ぐ(変更なし)

生き方が多様化している現代だからこそ、壁を作らず読んでほしいという気持ちが込められているのだろう。

完訳 7つの習慣 普及版(2020年)

2013年に出された完訳版を、新書として出版したものが「普及版」。内容は全く一緒である。

家でゆっくり読むならハードカバー本でいいが、カバンで持ち運んで読みたいなら、新書サイズにしたほうが便利だと思う。

(完訳なら電子書籍もあるけど、わたしは紙で読みたい派)

マンガ本の比較

次はマンガ化された本の比較。といっても、2種類しかない。

まんがと図解でわかる7つの習慣(2011年)

上記の「7つの習慣」のヒットを受け、スティーブン・R. コヴィー氏が直々に監修した図説版。別冊宝島から2011年9月に出版された。

図柄を使ってイメージしやすくしたかったんだろうが、肝心の解説文が難解であり、マンガ化する意味があまりなかったように感じた。

(後に出版されたマンガ版のほうが格段に読みやすい)

生前のコヴィー氏の単独インタビューが載せられている点では、レアな本だと思う。

マンガでわかる 7つの習慣(2013年〜2015年)

完訳版がベストセラーとなったことを受け、宝島社がマンガ版としてシリーズ化した。全4巻。

初代である2011年版とは違って、本の9割をマンガで占めているので、活字を読むのが苦手でもとっつきやすい。

また最終巻では、7つの習慣の続編である『第8の習慣「効果」から「偉大」へ』にも触れられており、ぶっちゃけ通して見るならマンガ版のほうが読みやすいかも……とすら感じた。

完訳で挫折しそうなら、さっさとマンガ版に切り替えたほうが賢明かもしれない。

まとめ

「7つの習慣」の出版社や翻訳の違いについてまとめてみた。

他にも「7つの習慣」をもじったものや、二次創作のような本は見受けられるが、しっかり原作を受け継いでいるのは上記だけだと思う。

ひとつの参考として、自分に合った本を選んでもらえると嬉しい。

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