同じシステマシリーズから発売されている歯間ジェルには、
- 淡い黄色の液体である「システマジェルFa」
- 青い液体である「デンターシステマ薬用デンタルジェルa」
の2種類があります。
気分で変えながらどちらの種類も使っていたのですが、これらの違いがよく分からないままだったので、自分でいろいろ調べたり、通っている歯科やライオンに問い合わせたりしてみました。
結論だけ言うと、淡黄色の「システマジェルFa」のほうが性能いいです。
2つのシステマ薬用歯間ジェルの違いについて
本記事で取り上げる「システマ薬用歯間ジェル」とは、下記2つの商品を指します。
販売名 | システマジェルFa | デンターシステマ薬用デンタルジェルa |
製品画像 | ||
液剤の色 | ||
公式サイト | lion-dent.com | systema.lion.co.jp |
正式名称だと長いので、以降は「システマジェルFa」「デンタルジェルa」と表記します。
「システマジェルFa」は歯科医院向け、「デンタルジェルa」は市販品
「システマジェルFa」は歯科医院向けの商品、「デンタルジェルa」は市販品です。
今回のものに限らず、DENTシリーズは歯科医院向けに製造・販売されています。ライオン歯科材株式会社のホームページに行けば一般用の閲覧ページも用意されているので、区分けはそれほど気にしなくていいとは思います。
ちなみに「デンタルジェルa」は、大きめのドラッグストアに行けば売られているそうです。ぼくは見たことがありませんが。
薬品濃度は「システマジェルFa」のほうが濃いらしい
ライオンに問い合わせてみたところ、「システマジェルFa」は「デンタルジェルa」よりも、殺菌剤を多く配合しているとのこと。
具体的にどの成分がどのくらい…までは教えてもらえませんでしたが、
- IPMP(イソプロピルメチルフェノール)
- CPC(塩化セチルピリジ二ウム)
の配分が、市販の「デンタルジェルa」より濃くなっているのでしょう。
どちらも使っていた実感ですが、たしかに「システマジェルFa」を使うようにしてから、炎症が減ったように感じます。
フッ素が入っているのは「システマジェルFa」のみ
「システマジェルFa」にはフッ素(MFP:モノフルオロリン酸ナトリウム)が配合されていますが、「デンタルジェルa」にはありません。
歯医者の先生によれば、フッ素は歯の根本にできる虫歯(根面う蝕)を予防するために必要な成分なので、できるだけフッ素入りを選んだ方がいいとのこと。
クリニカの解説が分かりやすかったので、こちらを貼っておきます。
値段は高いけど「システマジェルFa」のほうが性能いい
あとは
- 香味の効き具合(システマジェルFaはマイルド、デンタルジェルaはクール)
- 容量(システマジェルFaは20ml、デンタルジェルaは18ml)
- 値段(システマジェルFaは500円前後、デンタルジェルaは300円前後)
といった細かな違いくらいしかありませんが、「システマジェルFa」のほうがスペックは高いですよ、という話でした。