長時間、高速バスで移動していると、必ず「暇すぎる……」と感じると思う。
音楽を聴いたり、本を読んだり、バスに揺られて寝てみたり。わたしもいろいろ試したけど、最終的には「映画鑑賞」がいちばんの暇つぶしだと考えるようになった。
ネットサーフィンとかYouTubeで十分じゃん!と思う人にこそ、高速バスで映画を観ることを試してほしい。
映画と高速バスの相性がピッタリな理由
映画とバスの組み合わせが最高だと思う理由は、
- まわりの環境
- 過ごす時間
の2つがそろっているため。
映画を観ることだけに集中させられる環境が整っており、作品への没入感がハンパないのだ。
とにかく、車内が静か
車内はしんとしており、とにかく雑音が少ない。
乗っている時間の90%は高速道路を走っているので、車内にロードノイズ(道路とタイヤが擦れる音)が響くことはまずない。
まわりのお客さんから出る音だって、コンビニの袋のガサガサだったり、イヤホンの音漏れだったり、小さなものである。
なにも対策せずに読書やネットサーフィンをしていると気になるが、自分がイヤホンをかけてしまえば、まったく気にならない。
休憩ごとに作品を見終えられる
長い距離を移動する高速バスでは、だいたい1〜2時間ごとにサービスエリアで休憩をとる。運転手も乗客も、同じ体勢だと疲れてしまうし。
この休憩のタイミング、1つの作品を見終わった時間とバッチリ合うことが多い。
映画は1時間半〜2時間くらいで構成されているため、キリよく楽しむことができるのだ。
休憩中は、外でちょっと身体をほぐしたり、トイレに行ったり、お土産コーナーをうろうろしたり……そんでバスに戻って、新しい映画を視聴。
半日くらいなら繰り返しても、負担が少ない。
バス車内にはフリーWi-Fiがある
最近はフリーWi-Fiが搭載されている車体も増えてきて、スマホのインターネット制限を気にする必要もなくなってきた。
携帯キャリアの回線よりは速度が遅いけど、映画くらいならふつうに観ることができる。
画面を見ることに疲れたら、バスのコンセントで充電しつつ映画をダウンロードしておけばいい。
外の景色をながめて、気が向いたらまた鑑賞をはじめる……ゆったりした旅としては、最高な時間の過ごし方ではないだろうか。
もし迷うなら、週間ランキング上位の作品がオススメ
ふだんあまり映画を観ない人だと、どんな作品にするか迷うこともあるかもしれない。
そんなときは、映画サイトの「週間ランキング」で上位に来ている作品をチェックするのがオススメ。
たとえば動画配信サービスの『U-NEXT』だと、週間ごとに視聴回数の多い作品ランキングを確認することができる。
ひとつ難点があるとすれば、ジャンルが設定できないこと。だけど、逆に考えれば自分にとって新しい「好きなジャンル」を見つけるきっかけになる。
(これまでわたしは、レンタルショップでコメディものを借りることはほぼ無かったのだが、バスで「最高の人生の見つけ方」を観てから、ジャンル開拓の楽しさに気づいた)
移動時間が苦痛なら、ぜひチャレンジしてほしい
高速バスの暇つぶしとして、映画鑑賞が最高である理由をまとめてみた。
じつは今回の内容、高速バスに乗りながら感じたことをメモし、それをもとに記事化したものである。
家で書いてて思ったけど、これほど映画を視聴するのにピッタリな環境、ふだんの生活ではありえないんじゃないか?とすら感じた。
いちど高速バスで映画を観ることの楽しさにハマったら、もうほかのことはできない。もし長時間のバスで飽き飽きしているなら、ぜひ試してほしい。
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